せめて、誰かの拠り所になることができれば、自分に価値が生まれる気がした。
『誰かの音楽になりたかった feat. VY1』
歌唱 : VY1
詩曲 : あぬりね
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いつからだろう自分のことが見えなくなったのは
いつなのかな 考えることを放棄したのは
なれるのかな いつの日か立派な人間に
なれなかったな ニンゲンが解らぬバケモノには
いつからだろう 僕以外が大人びて見えたのは
いつなのだろう 自分の醜さに気づいたのは
僕はなったよ すかすかな大人に
怖かったの テセウスの船みたいで
胎児のように“自分”が産まれるその日を指を咥えて待っている
もう既に臍の緒は絶たれているのに
選ばないを選び続けた空っぽな僕は
価値も無いのに 生きていいのか?
言い訳ばかり並べて何者にもなれなかった僕に
価値を与えて
ならせてくれ あなたの音楽に