冬の幻を追いかけて……
Music,Arranged,Words,Graphic,Movie & Other : rootIris
https://twitter.com/rootIris_info降り続く雪の白さだけ、ずっと記憶に残ってる
いつか、その時が忘れ去られたとしても
絶え止まぬ人並と、繰り返す日常に、
染まる冬の街はモノトーン
冷え切った寒い朝、冷たくて、乾いた手、
握り返す、そんな人がいて
やがて空から、舞い落ちる粉雪に
僕たちの願い、夢、儚い一瞬を重ねて
変わらない胸の痛みだけ、未だ心に残ってる
かつて、もらった言葉こそ、信じる強さ
あたたかい、君の眼差しが、きっと後押しする力
そばにいることができなかったとしても
埋(うず)もれた物語、足跡をなぞるように、
振り返っても、そこには誰もいない
こぼれ落ちてく、ひとしずく、記憶のように
時が流れて、そこに、残るは真っ白な世界か
悲しみとさみしさが凍みる、一人立ち尽くす世界で
たとえ、帰らないとしても、待ち続けよう
変わらないここからの景色、やがて変わってく関係
きっと、新しい季節に上書きされてく
窓辺から見える銀世界、遥か彼方へ続いてく
ずっと、追いかけた姿は幻のよう
届きそうで届かない距離は、今も縮められないまま
今年も舞う羽根に、独りの想い重ねて
降り続く雪の白さだけ、ずっと記憶に残ってる
春の鮮やかな色彩に、染まっていっても
僕たちの軌跡は消えない、交わした約束と共に
いつか、その時が忘れ去られたとしても
ああ、春風と暖かい日差しにとろけるように
気まぐれな猫のような物語を