あけましておめでとうございます。
2024年1曲目になります。
作詞、作曲、MIX、マスタリング、イラスト、映像:dama
Twitter(旧X)
https://x.com/damahysk季節と季節の隙間を
高速で縫い潜る土竜と
話してわかったことと言えば
雨が自分に降ってることぐらい
僕を取り巻く構図は変わらぬまま
常に抱いている恐怖から時折
故郷と同じ匂いがする
辿り着いた と思ってた
轍と骨で随分と歩きやすい
落胆に似た その感情で
心臓が縮んでるのがわかる
どこか安心している自分に向けてるつもりさ
フルート一吹きで春が来るなんて
ゲームの中だけだよと
君はそう言うけれど
ここが現実である保証もない
なら 5つほどに 譚を分けて
幻の大地を 歩こうよ
天空を目指すにはまだ早い
ほんの50年の暇つぶしだよ
悪い鳥が 全てを飲み干して
歪な別の何かを吐き出す
その上に暮らそうとする昔の友達を
横目に流して灯の無い荒野を歩く
辿り着いた と思ってた
轍と骨で随分と歩きやすい
芥の塵が また無軌道に
地核のゆくえをくらませてゆく
僕ら 感覚をなくしたまま 砂漠を進んでゆく
ひと月ふた月でやつが来る そうさ
禁足地を荒らす何か
巨人の遺体を餌にして
君を放火犯に変えたそいつ
風の抵抗は最初から無い
さぁ 暇つぶしを再開しよう
手元を描けないアイツらには
決して味わえない暇つぶしだよ