damaです。
いいえ、ケフィアです。
無色透明祭の2曲目、やっとこさ公開の運びになりました。
作詞、作曲、イラスト、写真、映像:
dama
https://x.com/damahysk-歌詞-
山並み遠くに見えたあの春にも
きっと熱風が侵食を進めている
量産型と言われた人たちの
暮らしは安定して不安定なままだそうで
逃げ切った人たちの為だけの
コマーシャルがテレビを埋め尽くしている
大前提すら揺らいでるこの世界で
骨で出来たマスターピースがディフュージョンされてゆく
融点も沸点も僕達には
許されちゃいないんだって
どうやらそういうことなんだ
わからなくていい
ということすらわからない奴らのせいで
眠れやしない
熱風の侵食は既に完了していた
もはや四分の一が真夏日らしい
緑がかってゆく霊峰の麓で
また電気自動車の逆走で子供が亡くなっている
量産型と呼ばれた人たちが
泣きながら何かのシステムにひたすら謝っている
やっと前を向いた遺族の父親はある日電車で
痴漢の冤罪で何処かに連れてかれた
安眠も未踏も僕達には
残されちゃいないんだって
そんな話があるもんか
絶望さえも抉り取って描かれた誰かのアートが
また学習されディフュージョンされてゆく
考えれば考えるほど
電気羊の夢から剥離してゆく
それでもドス黒くなった心臓見つめて
言葉に換えていくしかなかった