「春は来る 全ての街へ」
7作目です。ボカコレ冬ルーキー参加曲。よろしくお願い申し上げます。
Music&Lyrics:りょーき
よろしければ
1作目「夕立来て」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42549986 6作目「雪割草の帰り道」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43212235ーーーーーーーーーーーーーーー歌詞ーーーーーーーーーーーー
遠くの空へと 飛行機雲が風に消えてった
小さな緑が 街を行く人の足を少し緩めた
凍り付いた心が 守った記憶を
何も知らない顔で 春が溶かしてゆく
目を開いてたって閉じていたって 全て選んできた世界
望んだはず自由の先に 望まない自分の姿
何回だって後悔をして 何回だって夢見て
「どうしてそんな 生きていたいの」
そんな簡単な問いの答えさえ いつの間にやら消えてしまった
遠くの海へと流れ星が落ちた 気がした
郵便ポストに宛名の書かれた祈り 遠くの誰かへ
凍り付いた心が 塞いでた傷痕
春の陽射しを浴びて 再び痛み出す
進むことさえ戻ることさえ 諦めて作った世界
憧れていたあの光は 近付くたび遠ざかってく
手に入れたもの失ったもの 等しく意味の無いもの
「居なくなっても 世界は廻る」
認められたなら 楽になれるのに
陽の当たる時間が 少しずつ長くなり
梅の花が一輪 また一輪咲いてゆく
閉め切ったこの部屋から いつかは出て行く時が来る
残酷なほど無邪気に 春を待つ街の中へ
凍り付いたふりして 止めていた時間も
何も知らない顔の 春に溶かされてく
その体全てが心全てが 生きることを選んだ世界
取り返せない昨日ならば 取り返せる明日のために
何回だって後悔をして 何回だって夢見て
「どうしてそんな 生きていたいの」
問いの答えなど探す暇もなく 春は来る 全ての街へ