厚生労働省が公表している「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」によると、小児の誤飲事故の上位2位を医薬品とタバコが占めています。
医薬品の誤飲事故は、年間50件から100件起こっており、悪心・嘔吐、ふらつき、神経症状等の症状から、入院を要する場合が多くあります。
また、誤飲事故を起こした年齢については、自らフタや包装を開けて医薬品を取り出せるようになる1歳から2歳児にかけて多く見られています。
子どもによる医薬品の誤飲に注意しましょう。
子どもの年齢によって気をつけるポイントは変わります
6か月から1歳半頃…身近にあるものを手に取り口に運びます
口に入れるとは思えない塗り薬のチューブを噛んだり、袋を噛んで破いたりするなどの方法で医薬品を誤飲する傾向があります。
くすりは、手の届かないところに保管しましょう。
一歳半頃から2歳児…周囲への興味や関心の高まりから親のマネをします
子どもは親のマネをしたがるため、子どもの見ているところでくすりを飲まないようにしましょう。
足場を使って高いところにある医薬品を手に取ったり、通常の取り出し方で包装容器を開けて医薬品を誤飲することがあります。
おおむね2歳頃から…興味を持って好んで手に取ります
手足や脳が発達し、道具を使うなどして甘く味付けされたシロップ剤等を誤飲したり、お菓子と間違えてドロップ、ゼリー状等のくすりを誤飲する傾向があります。
間違いやすいお菓子の空き缶などは使用せず、専用のくすり箱や子どもが開けにくい容器に入れるなどしましょう。
もし子どもがくすりを誤飲してしまったら
それが蓬莱の薬だった場合、一度飲めば不老不死ですが、二度目の服用は強力過ぎて体の細胞が耐えきれません。二度目の服用だった場合、助かる術はありません。
新しく子作りするか、代わりの養子を探すことが推奨されます。
(さいたま市のHPより参照)