蒼い草原が、遠く、遠くまで広がっている。
そんな世界が、気が付けば出来上がっていた。
僕が初めてその世界に気付いてから、もう2年と半も経つ。
「経験しないと想像はできない」といわれることもよくあるが、不思議なもので、僕は永遠に広がる草原を見たわけでも行ったことがあるわけでもない。そして、「館」の全容は僕にも分からない。ただ、上の言葉を参考にするならば、僕は現代美術館や現代アートが好きだ。…いや、好きになった、というのが正解なのかもしれない。美術館の雰囲気や凛とした空気感が本当にたまらないし、現代アートの抽象性も僕を虜にする。
そんな世界に翔べたらなあ、と思い続けていた。
そんな僕に可能性を与えてくれたのがメタバースや3D空間の存在であった。この世界を現実にできないかと考えていたが、3D空間なら可能性があるのではないか、と思うようになった。
創作を極めよう。メタバースという出来たばかりの世界に、或る世界線を創り上げよう。
そうして、何か月かが経った。
この思いを、具体化することができた。
だから、僕は今、「第一章」を始めることが出来そうだ。
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いつも応援して頂いている皆様へ
おかげさまで、活動もこれだけ長く続けることができました。
さて、そろそろ、欠落した世界の序幕も終わりです。
この数年間彷徨っていた闇に、未来の光を見いだすことができました。
次の区切りは、これから7年の予定。
長いのか短いのか。
7年で、しっかりと光を追いかけていきたいと思っております。
夕凪色の烏シリーズを楽しみにして頂いている皆様へ、お詫びです。
ボカコレ2023夏以降、「夕凪」シリーズの投稿が滞っておりました。
この曲を作りながら、夕凪も進めようと思っていたのですが、
そう上手くはいかず、ここまで来てしまいました。
これ以降は、また夕凪色の烏シリーズの投稿を再開します。
焦燥、そして混沌の音楽物語をお楽しみください。
さて、これが僕の中学生ボカロPとしての最後の楽曲になると思います。
最後までお聴きくだされば、幸いです。
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「或る世界線」
曲/動画 或る少年
歌/語り 鏡音リン 鏡音レン 可不 結月ゆかり 紲星あかり
四国めたん 冥鳴ひまり 理cうこ ナースロボ_タイプT
canon in D by Johann Pachelbel