エンヴィ・ケイオス~腐街。
若し御前が世界の現実を知る事を願うのならば、御前は彼女と向き合わねばならない。
見知り、そして触れて、その身で感じ取って受け入れるのだ。
”向こう”は規律で統制された世界だが、ケイオスはその規律の存在しない世界。
生き方は…。 否、生きる為の術は、その世界の数だけ多様に存在する。
その多様性に正義や悪を付随させる事は、或る意味で不毛、或いは諍いする招く行為だ。
アタシも正直、あのテの連中とは関わりたくないね。
忌まわしきは、人間の”多様性”と。
このシステムは最大公約数。
ギリギリのバランスで、あらゆるサイドの人間を全て立てる事が出来る唯一の答え。
その手が為す行いを法は裁けないし、そうする事を、この街の誰も望んじゃいない。
私は只…。法と正義を…。 守られて然るべき物を…。
全てを白と黒に分断して、グレーって物を認めたがらない。
そしてリアルに渦巻く如何ともし難いジレンマに触れる事で、徐々に変わって行く。
白と黒との境界で漂うグレーを認める様に成る。
だが、それでも違いは在ろう。
止む無しとの苦肉の決断をするか。 口実に利用して楽天と怠惰の決断をするか。
私は信じている。この辺りのイベントの台詞群、2004年(以前)に書かれたって改めて凄い事だなと思います。
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