(ボカコレでは)初投稿です。
歌:初音ミク
作詞・作曲・映像:あろたす (
https://twitter.com/ALotusmusic )
絵:ちていずみ (
https://twitter.com/usa_furai )
Lyric
お祭りの空の紙ふぶき
手も足もしもやけさせた
ホワイトノイズのふりをして
ねむらせてくれないの
ドレス売り場がうつすのは
あかるい顔の親子連れと
なにを羨めばいいかも知らない
はりさけそうなあたし
どこへ向かうかもわからないまま
散らかってく道だけを見つめた
誰かの落とした絵本から あかるい声が飛び出してる
「あそこの夢でも追いかけてみようよ」
マッチの夢にさそわれて
ひとひらまいちる 銀貨のようなキセキよ
あこがれたどる雪道に
しずくをたらす炎
昼よりまぶしい夜を
ともすまほうの星
ドレスはとうに泥だらけ
掴んだ星も錆まみれ
命をかけてもらった声が
歪んで苦しいの
信じるものが救われたとか
信じていたあの日を思い出す
知りもしなかった悪夢心地 まとわりついて離れないや
絵本の中にはもう誰もいないよ
マッチの嘘に騙されて
はるかかなたの ファムファタアルの姿へ
街の向こうにたちきえた
ほうきに目が眩む
昼よりまぶしい夜に
夢は見れるの?
特別な人生だなんて
なぜ ちらつくのか
冒険や奇跡がなくたって
綺麗なはずなのに
ぼうぜんと線路につったって
天使を待つ
少女はそうやって死んでいくさだめ
どれだけ 火をつけて
掴もうとするかの姿だけでも
この街に残しておやすみ
マッチの夢を一度だけ
燃え尽きるまで ほんの僅かな世界で
わたしみたいな誰かさえ
烈しく照らす炎
昼よりまぶしい夜の
証となるように
ひとすじ涙にも似た
紅い魔法の星