ボカコレ2024冬 ですが 一足お先に『春』の歌です。
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音楽・動画:riku →
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歌詞
誰かの駆ける靴の音さえ届いていないような
俯いたきみの呼吸をちょっとだけ真似るみたいな
風が吹いて舞って「もうちょっと」って
容赦なく騒めいた奥深くに
加速してどこか遠くへ連れ去ってく想いに
きみはもう気づいてたりして
こっそりとふたりの手を重ねたら
声がこころが届きそうな期待で痛い
あたしをくすぐるように
ほんのり香りだした
恋風にほんの少しだけ想い隠して
きみばっか心があふれるまで
そっと夢見させて きみの凪ぐ日々に
さざめく心を
息をして駆け出した風薫れば
いつかいまを忘れてくんだ
こんな憂いさえも思い出になって
どうかふたりがいつだっていまのままで
いられたなら
あたしときみを繋ぐこのなにもない世界だけ
失くさないように進ませないように
閉じ込められたら
とめどない時間に流れて容赦なく
終わるんだってわかってるのに
ひらひら音もなく剥がされて宙を舞う花びらを
ひとつ、ふたつ ただ、数えたって
あぁ、失くせはしないよ
意気地のないあたしを
きみの頬撫でる風に想い託して
きみだって言葉が伝わるなら
簡単じゃなくったって遠回りだったって
わがままといま 隣り合わせ
ゆっくりとふたりが歩幅合わせたら
何か変わってしまいそうで怖いのに
いまここにいたい きみのそばで
ほんのり香りだした答えだから
きみの猫背だって
笑って見せたほんの少しの
迷いや強がりさえ
きっとわかるから
このままの日々が
恋風に靡くまで
ねえ きみと過ごしていた二度とない日々を
忘れたとて忘れないから
そっと夢見させて きみの凪ぐ日々に
さざめく心を
息をして駆け出した風薫れば
いつかいまを忘れてくんだ
こんな憂いさえも思い出になって
どうかふたりがいつだっていまのままで
いられるように