人を殺す熱。
作詞作曲 世界22番
絵 環田考
歌 初音ミク・歌愛ユキ
【ころすねつ。】
ひとをころすねつ
ははをころすねつ
ちちをころすねつ
きみもころすねつ
夏の日に人を殺したんだ、心がざわついたんだ。道徳の裏側にあるもの見てみたくなったんだ。
僕が見えるもの全てに意味が無くなってしまった。道徳がある意味をこの手で確かめてやるんだ。
あの日、君が見た世界は酷く悲しくて残酷だ
君はさ死刑になるんだろうな、歪なケーキでも食うかい?
君はもう止まらないね、僕も殺すの?
全員殺して確かめる、モラリティが義務化した人形。もう最高だ!僕が最強だ!
倫理の向こう花が咲いてた、君もそう....思うだろ....?
(裏ボーカルメロ)
ひとをころすねつ
ははをころすねつ
ちちをころすねつ
きみもころすねつ(ミク)
ひとをころすねつ
ははをころすねつ
ちちをころすねつ
ぼくをころすねつ(ユキ)
文
少女は知らなかった。
想い人の少年に形は歪ながらも想いの籠った手作りのケーキを渡しに行ったその日に、
少年の其の熱に殺されるとは。
少年は知らなかった。
自分に今迄の全てを捨ててもいいと感じるほどの殺人衝動、そう熱があるとは、少年は熱が命じるが儘に従って動いた。
後に残ったのは鉄の味と返事をしない大切な友人だった。