~さらさらとした、文語体での歌い方~
【制作のポイント】
・選曲:
「春はまだき」ですが待ちわびて、「春の小川」を「結月ゆかり麗」にさらさらと流れるように歌ってもらいました。歌詞は時代によって違いますが、発表当時の文語体の歌詞にしました。今歌われている歌詞も良いですが、この曲のメロディーにはこちらの方があっている気がします。「春の小川」は河骨川がモデルと言われていますが、当時は美しい流れを見せてくれていたことでしょう。
・ボーカル:
「さらさら」とした声にするために、一番軽やかな声質を選び、また三四・四三調の言葉の波に合わせて流れるように滑らかに歌ってもらいました。高音を立てて、「さらさら」(しゃらしゃら?)した声にしています。
・伴奏:
耳コピした原曲のピアノ演奏から、右手は大きく変えました。十六分音符のアルペジオにして小川の流れを表現しています。あと、後奏も合わせて作っちゃいました。伴奏は、もはや耳コピとは言えないですw
【使用ツール】
・Vocal track maker -- "Yuzuki Yukari Rei V1.10" on CeVIO AI 9.0.2.0
・Accompaniment track maker -- MuseScore 3.6.2
・Narration track maker -- A.I.Voice Editor 1.4.9.0
・DAW -- Reaper(x64) 6.65
・Video editor -- Shotcut 22.01.30
・Background image -- H.A.Brendekilde "春、オーデンセ川で舟に乗る若いカップル", 1896
and others
【基本情報】
・作詞:高野辰之
・作曲:岡野貞一
・発表:1912年(大正元年)12月15日『尋常小學唱歌 第四學年用』