ボカコレ2024冬参加できました!今年も感謝!
イラスト スギさん
作曲ASHIMO
きせきのたまご
或いはまた別の答えが
あったんじゃないかと
油性のペンで綴った文字は
乾く前に滲んでる
問い詰めるの。疑問の哲学で
何が悪いか知らずに謝らないで
走って逃げた 痛々しき日は
あのまんま
気づけばこっちを見ている
普通って何もしないで
手に入ると思ってた
欲しがってももらえないの
知らなかった
何者でもない
きせきのたまごの中から
うまれる産声を僕は
まだ知らない
暗いニュースで今日も陽が沈み
先行き待ったなしの明日は積みあがる
頭上に灰色の雲が浮き
今にも降りだしそうな空
幸せなんて十人十色で
見劣りなんてそこには存在しないって
ほら 口で言えても
心は君のこと
騙せずにずっと見つめている
普通ってなんもしないで
手に入ると思ってた
慎ましく生きれば 与えられると思ってた
目立たぬよう息を殺して泣いた
あなたが心から望んでる
ものってなんなのだろう。
1人じゃなくて誰かと居たかった
引出しに夢はしまってもよかった
それがもう本当かもわからない
きせきのたまごはだってまだ
動いてる 生きてる
路傍の花 綿毛は風に乗り
旅の終わりも自分じゃ選べない
足をつけた土でも育んだ
きせきのたまごから産まれる唄に
僕の全てを捧げたい