music:Haze
movie:moshi,Haze
雨が降っているような
浅い窪みに隠れていた
もう夕日の色は見えない
枯れて入れ替わる花
片隅に放置されていた
秋の朔に踏み出した
色の重なり合い、曇った玻璃の反射
カメラの光で振り返ったこと
夜明け前の輪廓に縋りついていた
羽よりも軽い心臓
重くて消えていく事
感性は水面に浮かんていた
色褪せた人たちは
ほこりのようにどうでもいいんだ
できると思ったことも
湿った満開の弁、箱庭の淡い言葉
溶けた唄と冗長な刹那
色の重なり合い、曇った玻璃の反射
夕日に照らされた眠い顔から