来る5月下旬に開催予定のWHO総会にパンデミック合意(条約)や国際保健規則(IHR)改定案が採決されようとしています。
ところが、⒉年前のWHO総会の直前に開かれるA委員会によるIHR59条改定の際、ルール第85条による議決時の過半数での定足数を満たしていなかった疑いが濃厚となったのです。実際、翌日の別議案では、当時の締約国183ヶ国での定足数92を満たさない88ヶ国で採決を図ったことが、明らかになりました。
このようないい加減な議事を進行したのは、日本の中谷比呂樹厚労省国際参与でした。WHOは過去の採決時においても、慣例により出席国数をカウントしていなかったことを、自ら暴露していました。それに従順に追随するのが我が国の欺瞞政策だったのです。