先生に言うから
作詞・作編曲 へやぎ
パレット・筆を抱えて 手洗い場に向かう
六限目が終わる 下校を誘う空
私ら五人組は 森へと分け入る
誠意製作中 秘密基地
裏側は急斜面 その先には沼
「ちょっとさ、見てみてよ」 皆でおだてる
彼もそれに乗って フラっと覗き込んだ
その時、足を滑らす 沈んでいった
「やばっ、先生に言うから、明日」
耳障りな声 下から聞こえる
やんちゃな三人組が 並んでいる
そうかお前らも ここが遊び場か
面倒なモンに 見られた
わざと殺したって 報告されるんだろうな
あいつらだっていつも 悪行をしている
何で、こんな時ばっか 警察なんだ
だけどこんな人殺し 紛いの悪行
あいつらだってないか 絶対ないな
とんでもない事態か そんな顔隠して
「俺らは悪くない。」 そう、言い合い解散
今夜、私の町は お祭りの準備
夜、外を楽しめる 一大イベント
19時、自転車 止め置いた神社
鳥居の横 近所の二人
笑顔で語る 手を振って混じる
隠れ伝説 モンスターの居場所
神輿が 出来上がっていく
涼しい夜風 業務用照明
飛び交う指示 そこでおしゃべり
日常じゃないから ほんわか心地いい
でも私、どうしようもないの抱えてる
雨降りの朝、普段通り
起きて向かう 傘が当たる
あんたもあんたも 悪行を一つ二つ
抱えて生きてる みんな悪人じゃん
そう思えば落ち着く、でも
こんな重いのは 私だけだよな