南紅覇獣戦~C.M.G.C本部。
諸君らの眼差しだ。
武人と言うのは少々大袈裟だが、頑なにして清廉な、良い戦士の眼をしている。
戦士として通ずる物が在ると?
平たく言えばそういう事だ。
優しいのね。
義務と責任だ。
優しさとは一線を画す。
同じ事。
後悔というのは、斯くも容易く蘇るものだ。
無論”義務”でも在り”責任”でも在ろうが、それ以前に私はそれを”希望”する。
一方的且つ圧倒的な力で全てを支配せんとは…。
増して、その成就の為にか弱き存在を虐げるとは…。
恥を知れ、モーガン。
絵に描いた様なクズが居たものだな。
天然記念物だ。
保全する価値は在りませんがね。
今この時、その行いに嘘偽りが在ったとしても、それが明日への糧に成らないとは言い切れまい?
”生”の泥臭さですか。
何時か呪縛は消えて、其処に何かが残る。
胸に抱く物、辿った道と、後に生える草花。
強ち…他人事でも在りませんね。
あの子を置いて行く事は出来ない。
今この時、あの子の傍に居てあげたい。
あの子を守りたい…! この生命に代えてでも…!この辺からヤンシーさんが覚悟を決めて格好良くなっていきます。
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