やあ。修羅浜です。
途中でどんでん返しがあるので最後まで聴いてくれると嬉しいです。ストーリー性多め。途中でインストを一新するとどうなるんや、という実験もかねて。
↓歌詞
人里離れた深い森
針葉樹が覆う深緑
冷えた空気満たす深い霧
視界は明るく白いのみ
ずっと真冬なものだから
動物は寝たきり起きられない
ちいさな生き物だけが
こそこそとはねてる銀世界
凍てつく森のど真ん中
老人住んでいる丸太小屋
白い屋根に付く大氷柱
まるで老人の白髭面
表のテーブルの上では
バナナが釘ごと凍っている
真っ黄色のあの頃のまま
醒めない惰眠貪っている
永久凍土の中に眠る
数多の命達は
はち切れんばかりの時間で
細胞が満たされて膨らんでいる
越冬せんとていつまでも冬
干支が巡れどいつまでも冬
雪兎跳ねて冬 雪の中で
エトセトラなる春夏秋よ
永遠性が担保された
凍てついた森の星空は
光が少しづつ揺れる
100年前と同じ姿で
ある夜小屋を訪れた
煙草を燻らす青年は
小屋の中に灰皿が
無くて表で煙揺らしていた
軒先の柵に掛けた
雪に塗れたコート
表面の氷の粒が
月の光を散らしていた
それは突然のことだった
氷柱が降って音を鳴らした
慄いた青年は煙草を取り落とし
頬を掻いてそのまま小屋に戻っていった
コートの上に火種が落ちた
千年の眠りを荒らす
産まれたばかりの猛火は
夜を照らし煙散らし
黒い霧で白を塗り替えていく
気付いた者から去っていく
一目散に去っていく
にげろにげろにげろにげろ!
コールドスリープから目覚めた傍から
時の重みに浸る暇すら無く
黒ずんでは周りに火を託す
輪廻に還りし化石たちよ
永遠性がとっ散らかされた
焼き尽くされた森を星空は
静かに見守っているんだ
100年前と同じ姿で
魂を啜る焔の前では
全ての命は等しく無力で
一つずつ一つずつ損なわれていく
止まった時が急に解き放たれたように
今後もいろいろと作っていくので、よければtwitterもフォローしていただけると嬉しいです。私のフォロワー、プロフィールを見てほしい人しかいないので...
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