令和の時代 インターネットは際限なくつまらなくなっていった。
スマホの普及により、インターネットは大衆が支配するようになり、資本主義を加速させるための企業プラットフォームの自動推薦システムによって、ユーザー達はごく少数の発信者達に一極集中していった。
彼らが巨額の富を構築したことで、新しいビジネスモデルが台頭し、人々は金儲けに躍起になっていく。
そして次第に、センスのない者たちが生み出す。模倣性の高い。刺激的なだけの中身のないコンテンツばかりがネットを埋め尽くす。
営利を加速させるためのアルゴリズムが作り出した流行を、大衆は死にかけた脳みそで消費し続ける。
アルゴリズムはハックされ、コンテンツはショート化の一途を辿っていく。
徹底した商業主義に、コンプライアンスとガイドライン。
自動推薦による消費者の一極集中構造と、それらの模倣ばかりが無限に繰り返され、新しいものが生まれなくなった真の闇の時代。
そして、誰かが叫んだ。
「インターネットはオワコンだ! つまらない!」