Vocal/初音ミク, 知声
Music, Video : ハナサク
X :
https://twitter.com/Hanasaku98笑っている君の声が聞こえたような気がした朝だ
窓辺の新しい景色の中に ダンボールを広げる自分を映した
割れてしまったグラスの山 搔きわけながら答えを探してしまうほど
僕らはたぶんバカじゃなかった でもそうであるべきだったかな
ただ 少しだけわかろうとして
泣いたことを まだ覚えているよ
分かり合えないことも繋ぎ止めようとした
僕らはきっと 必死に明日を作ってたの
浸ってても 煩ってても
凍えてても 転がってても
沈んでても 恥じらってても
一つとして変わらない記憶
僕らの過去が色褪せても あの部屋が描く仄かさは
今日も誰かを包むだろう あの日のように 僕らのように
なんてね 喋りすぎたね ごめんね
二人掛けのソファーの下 隠しておいた秘密の話
僕だけが知っている君の顔も 見てないことにした弱音も隠したまま
いつか読んだ漫画の中 少し探してみた 思い出の一欠片
思ったより見つかりすぎて こんな感情をもう見れなくて
冷めたコーヒーをシンクに流した
もし僕が諦めなかったなら 今も君は傍にいたのかなあ
それもいいな なんて言ってしまうのは野暮だな
だって僕じゃ 君を幸せにできないと知っていたから
浸ってても 煩ってても
凍えてても 転がってても
沈んでても 恥じらってても
何一つ擦れない記憶
僕らの部屋じゃもうないけど 嗄れたあのシェードライトは
今日も誰かを包むだろう あの日のように
もしも君が悲しんでても 僕にはもう関係ないの
だけど勝手に思わせて 誰より幸せでいてね
僕らがいつか断捨離した 思い出をそっと持ち出して
夕暮れが沈む前に 宝箱にしまっておくから
じゃあまたね もう二度と帰らない日々よ