バッドマナー
生き苦しくてしょうがないって曲です
歌詞です
「清く明るく朗らかに」など
一生言っても叶わないが
苦心払って演じれば
呼吸が少し楽な気がした
変に目立たず大人しくとか
着飾るだけでは飽き足らないんだ
手と手重ねる社交辞令
伝い来る悪手を払い退く
他人行儀は義理冥利
アナタの帽子の鍔の上
喪服の周回誰かの叫ぶ声
雑踏に消えて混ざる
震えてくる程生ぬるい
背筋を伝う指先の温度
上部が全ての常套句
自分でいる程空に浮く
つまらないなんて言わないで
お化けの絵画はこちらを見てる
届かないのなら手を振って
さよならの合図で黒く澄む
アタシの思想汚れてるけど
アンタに言われるほどでもないな
綴る本心叫ぶ詩すら
アンタの眼鏡にゃ合わないな
失うことを受け入れた時が
なにより虚しく物悲しいの
涙枯れ果て乾く時
感情を隠して笑えていた
蓋をしていた腹の底
アナタが帽子で隠すもの
喪服が取り込むあの子の笑う声
鮮明に聞こえてしまうの
狂えてくる程憤る
嘆く声すらも嗚咽になって
未だに続いた常套句
異常(ふつう)でいるなど気が滅入る
楽になりたいと思うけど
逃してくれなどしないと思うの
届かない手を眺めていた
今更と感じて銀を持つ
陳腐で美痴腐ったアナタに
縁を断つ為に十字を切るわ
アタシの覚悟と心と一緒に
地獄に引き摺るわ
やっちゃった
震えてくる程生ぬるい
この身を伝う血液の温度
上部が全ての常套句
下等に切られちゃ世話ないな
アタシはここで終わりだけど
次のアタシがまた生まれるだけさ
未練は少しはあるけれど
さよならの合図で黒は澄む
目が覚めた視界は白く澄む