人込みの中 急ぎ歩く
仕事に追われ 生きている
電車乗り込み 窓の外を眺めた
並ぶ大きなビル
ふと思い出す 故郷の町
昔は鯉のぼりなんて
どこかしらで見られたけれど
今では無理さ こどもがいない
来年こそは帰省するかな
こどもの自分がいたあの景色
なくしたモノがあるはずなんだ
あの風景が教えてくれる
窓の外には小さな港
遠くに船が浮かんでいる
駅から家に歩いたけれど
すれ違う人はいない
たどり着いて庭のぞいてみると
空に大きく棚引いてる
気がついたら目に涙浮かべて
鯉のぼりを眺めていた
Synthesizer V 花隈千冬
Roland JV-880
Roland SK-88Pro
Roland U-110
AKAI S01