この水晶体を透過して 映った世界を描いてんだ
どう?期待を投下したって どこか希望を欠いてんだ
浴びせられた叱りや 今朝踏まれた右足も
相手はどう思ってんだ 覚えてすらいないか
すれ違う 人と人の顔なんて
忘れるけど 忘れなくちゃ
僕は誰かを憎めない
フレームアウトした情景が世界に色を足したんだ
嫌われ者は誰に愛されてる?
ねぇ 君に映る世界と僕に映る世界が
分かち合えるものなどどれほどだろう
この正義感を透過して 自分はマシだと思った
でも 透過できてしまった 悲しいほど薄かった
覗き込んだアイツは 醜くも見えたけど
決めつけてしまいました 醜いのはどちらか
知らないことの方が多いこと
知る度にさ 思い知るよ
美しくあればいいな
狭い視野を無理やり 広げて覗く雑踏は
僕1人にはとても 重たくてさ
ねぇ 僕に見えてる君は 僕が語れる君は
君に見えてる君のどれほどだろう
僕が嫌いなアイツは 誰かの愛する人で
愛されている僕は 誰かの嫌いな人で
氷山の一角みたい 僕が見れる所など
それでもなお愛したい 憎むのはもう飽きたから
生きたい世界にいたいから