つべより転載。米国のTV局PBSのニュース番組「The NewsHour with Jim Lehrer」で、2008年8月21日に放映されたアブハジアについてのドキュメンタリー。事実上「ロシアの傀儡」とみなされがちなアブハジアですが、ロシアとの統合を求める南オセチアとは違って、こちらの方は元々独立志向が強かったりします。その背景には、19世紀にアブハズ人の先祖らがチェチェン人らとともに数十年にわたって帝政ロシアと戦い、大幅に人口が減少したという歴史がありました。ただ90年代の紛争では、自治を認めないグルジア中央に対抗するために、ロシア系やアルメニア系住民らと同盟して「独立戦争」を展開することになります。ちなみに、戦前の人口比率はグルジア系と非グルジア系が半々、アブハズ人はその中で17パーセントほどでした。