君は森島寛晃を知っているか。
168センチの情熱。走り続けた18年。セレッソへの愛情。
労をおしまぬ動き。94回揺れたネット。1995年元日までの快進撃。
来日したクラブの監督が言う「あの8番は誰だ?」。1998年開幕からの7試合。
ピッチにうずくまった2000年5月27日。2002年、2004年元日に流した涙。
幾度となくピッチに舞い上がった飛行機。日本中が歓喜した2002年6月24日。
モリシのゴールが見たい。モリシがいるからという理由でサッカーを観る人々。
2005年12月3日。タイトルへの渇望。
痛みと戦う日々。
そして、2008年12月6日、最後の勇姿。
―この瞬間を見ずして、森島寛晃を知っていると言えるのか
その3
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