2008年年末。『(元)登校拒否系』ブログで有名なtoledこと常野雄次郎の書いたエントリがはてな左翼界隈を賑わせた。南京事件をめぐる東浩紀の歴史認識への疑問を呈したものであった。サルトリアンの常野と、デリディアンの東。60年代から80年代へとかけてかつて、知のヘゲモニーはサルトルからデリダへと移動した。常野による東糾弾は、サルトルとデリダの両者の闘争が、21世紀の日本において、ネットを舞台に再展開されたものであったといえる。知識人は、全世界への責任を負いえないものなのか。「批評放送」、常野雄次郎インタビュー「アイム スパルタカス!」世界を、革命するために! ※「文芸空間」関連記事「
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