【指揮】佐藤俊太郎【演奏】クオピオ交響楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■交響詩「森の精」は1894~1895年ごろに作曲されましたが、どういうわけだか楽譜が散逸し、長らく幻の曲となっていました。ようやく1996年に楽譜が復元され、100年の眠りから目覚めたのです。 ■曲はヴィルクトール・リュドベリの詩「森の精」の内容をほぼ忠実に再現したもので、勇敢にも森の中をさまようビョルンが森の神秘的な力に飲み込まれて森の精に心を奪われ、仕事にも妻にも興味をもてなくなってしまう、という内容です。
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