【指揮】ホルスト・シュタイン【演奏】スイス・ロマンド管弦楽団 ■シベリウスが20世紀最大のシンフォニストであることは論を俟たないところですが、交響曲の他にもシベリウスには演奏される機会の少ない名曲がたくさんあります。 ■「夜の騎行と日の出」は、交響曲3番とほぼ同時期に書かれ、前半の付点のリズムの繰り返しによる騎行の場面と、後半の神々しい日の出の場面に分かれます。シベリウスによると、「暗い森の中を独り馬で行く平均的人間の内面的体験」とのことです。 ■交響曲3番やエン・サガ等に通じる繰り返しによる高揚感と、後期の作品に見られるような美しい日の出の描写、一粒で二度おいしい曲です。
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