軍隊や武器では市民や平和を守れません。なぜなら戦争は特別なリングがあるわけではなく、お互いの市民が住む国土の上でしか戦うことができないからです。そしてアメリカの銃社会を見れば抑止力のむなしさがわかります。毎日大量に起こる銃による殺人事件。これが抑止力の結末です。銃や兵器を持てば強くなったように錯覚し、感情を抑えて、話し合う努力をおこたり、すきあらば暴力で解決しようとしたがる未成熟社会をつくってしまうのです。憲法九条は、世界の理想といわれながらも戦後60年にわたって他国への侵略や攻撃をさせませんでした。アメリカの傘も全く否定できませんが、軍事協力はできない憲法があるがゆえにという事実は確かです。