矢部村大字北矢部字神ノ窟に郷社八女津媛神社がある。祭神は、景行天皇筑紫巡幸の頃、八女東部一帯を治めていた八女津媛神であり、養老三年(七一九)の創建と伝えられている。この地は、古くは水源地として重要視され、中世には修験道の行場としても大切な所であったらしい。現在は、飛、土井間、神ノ窟、竹ノ払四区の氏神となっており、約四十戸の氏子が奉祀している。この浮立がいつ頃から始まったのか詳らかでないが、昔から春に豊年を祈る「願立」の行事があり、秋になると「願立成就」のお礼として「浮立」を奉納してきた。現在は、五年に一度十二月初旬に浮立を奉納することになっている。浮立は、八女津媛神社の氏子の代表である七人の神課によって管理されている。八女市:
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