3月2日生まれの落語家雲助さんで幾代餅です。似た筋の話としては紺屋高尾、搗屋無間があります//元々紺屋高尾が三遊派、搗屋無間が柳派の噺としてあった所に、三遊派から柳派に籍を移した志ん生(昭和二年、三遊亭門下から初代柳家三語楼門下に直り、古今亭馬生改め柳家東三楼を襲名)が、おそらく両派に気がねなく演じるため噺を折衷し、かつ「花魁を身請けして商品名にもした」という餅屋の実話も織り交ぜて創作したのではないかと思われます。柳派など他の一門で演じられる方も元は志ん生や志ん朝たちから教わるという、いわば古今亭のお家芸、お楽しみください。