(前編
sm998134から)これからは女の時代だ。祖国は姉・エリスが立派に治めてゆくだろう。奴隷だったリンダもパレスのニーナの元へ引き取られるというし、チキも『神竜保護条例』とかでちょっかいをかけると動物刑らしい。カチュアは相変わらず王族入りを夢見てアプローチをかけてくるが、正直ペドのマルスにとってはぴくりとも反応しなかった。マリアは少し名残を惜しんでいたが、結局マケドニアへと帰っていった。――もう、ちっちゃい女の子をとっかえひっかえしたりは、出来ないのだ。そう思うと、マルスは薄闇に包まれた夕暮れの中ちょっとだけ泣いた。(そして大団円
sm998473へ!)