【あらすじ】
間瀬垣勤(カンニング竹山)40歳、人付き合いが苦手なタクシー運転手。会社内ドライバーランキングは万年最下位。
前職は教師。生徒とのコミュニケーション不全に耐えきれずに辞めた。教師の真亜子(鶴田真由)と、娘の瑠璃(山下リオ)の3人暮らし。稼ぎも悪く、娘にもバカにされ、妻にも期待されていない。乗客(塚本高史)から罵られ、所長(高橋長英)からは、吊るし上げをくらう日々。間瀬垣の居場所は、家でも職場でも年々無くなっていた。
ある日、唯一ホッと出来る公園で運命的な出会いが訪れる。じっと見つめる何ともふてぶてしい目。ちょっぴり太ったおっさんのようなその姿。首輪に「御子神」と書かれている、三毛猫がそこに居た。
何があってもマイペースで、何ともいえない貫禄に心を奪われる間瀬垣。そんな御子神さんのおかげで、自分自身も変わり始める。
そして、人付き合いが苦手な間瀬垣は、御子神さんを助手席に乗せて「ねこカフェ」ならぬ「ねこタクシー」をはじめることを思いつく・・・。
相乗りをしてくる同僚の沼尻(甲本雅裕)や、猫をつかってネコババする乗客、通称"ねこババァ"(室井滋)、間瀬垣の次に成績の悪かった仁美(芦名星)などの周りの人間と心を少しづつ通わせながら、御子神さんとの"営業"こっそり続ける間瀬垣。だが、保健所職員の宗形(内藤剛志)が現れて、順調だった「ねこタクシー」にピンチが訪れる・・・
2010年6月12日(土)全国ロードショー
アミューズメントメディア総合学院の産学共同作品「ねこタクシー」劇場版予告編。