ふたりの若き魔道師が太古の闇と戦う。日本ファンタジーの精髄『魔道師の月』乾石智子
これを読まずして日本のファンタジーは語れない!
驚異の新人が描くファンタジー長編!
デビュー作『夜の写本師』が、今までにない想像力と新人と思えぬ卓越した文章で描かれる濃密な世界に多くの書店員や書評家から絶賛を受けた乾石智子の最新刊『魔道師の月』が刊行されました。前作と同じ世界観で描かれた長編ですが、前作を読まずともその世界観を楽しめる力作です。
繁栄と平和を謳歌するコンスル帝国。しかし、そこに忍び寄る禍々しい太古の闇。それは、人々の心に潜み棲む影を操り、破滅と導いていく……
書物の魔道を創りし者、キアルス 大地の力を操るもの、レイサンダー
それぞれに癒えぬ傷を抱えた若きふたりの魔道師の運命が交錯する時、太古の闇との戦いが始まる!
前作よりも読みやすく、物語への吸引力が増した本作。今後の日本ファンタジーの担い手として注目の新人作家の登場です!