指導 盧山初雄 極真空手道連盟極真館館長
気や呼吸の研究についても造詣の深い盧山初雄館長が、逃れの呼吸に始まり、站椿で重要なイメージの初歩について語る。
逃れの呼吸は、胸を張って大きく息を吸い、吸った息を丹田へ落とす。丹田へ息を落として胸をへこませ、腹を膨らませるようにする。
站椿は、全身の筋肉をそぎ落とし、皮と髪の毛だけになったようにイメージし、頭の百会、両手の掌にある撈宮、足の裏の湧泉という5つの穴から呼吸を行うようにする。そして、5つの穴から吸い込んだ気を、丹田の後ろにある命門に集まるようにイメージする。これを「五心帰一」という。