欧州で昨年12月に発売され、ドイツではセグメントトップの販売台数を記録、ユーロNCAPの5つ星、「アドバンスドアワード(先進賞)」、ニューヨークモーターショーでの「ワールドカー オブ ザ イヤー2012」など各方面で高い評価を得、世界がフォルクスワーゲンを代表するクルマとして認められた新しいスモールカー「up!(アップ!)」を横浜市内で試乗した。 試乗会場となった横浜美術館にずらり並んだ試乗車のup!。フロントに配された愛嬌のあるバンパーデザインが、まるで笑ってお出迎えしてくれているようだ。 3.5mと短い全長に長いホイールベース、前後の短いオーバーハング、タイヤを四隅ぎりぎりに配したプロポーションが、巧みなパッケージングと機能性の高さを表現していて、都市の風景によく似合う。リアセクションでは、流行りのスマートフォンをイメージさせる大きなガラスパネルを備えたトランクリッドが先進的な印象を与えている。 up!には、2ドア、4ドアの2バリエーションがある。2ドアモデルがウインドーライン後端をキックアップさせスタイリッシュな印象を与えているのに対し、4ドアモデルはCピラーまで直線のラインとすることで、明るく開放的な後席空間を表現している。日本では2ドアのmove up!、4ドアのmove up!、high up!の3種類が販売される。