F・V・シーラッハ『犯罪』(東京創元社)2012年本屋大賞〈翻訳小説部門〉第1位受賞記念著者コメントです。
≪内容紹介≫
一生愛しつづけると誓った妻を殺めた老医師。兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の息子。彫像『棘を抜く少年』の棘に取り憑かれた博物館警備員。エチオピアの寒村を豊かにした心やさしき銀行強盗。魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たち。弁護士の著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描く連作短篇集。文学賞三冠獲得、四十五万部刊行の欧米読書界を驚嘆せしめた傑作!
*第1位 2012年本屋大賞〈翻訳小説部門〉
*第2位 『このミステリーがすごい!2012年版』海外編
*第2位 〈週刊文春〉2011ミステリーベスト10 海外部門
*第2位 『ミステリが読みたい!2012年版』海外篇