移民二世として1971年にロサンゼルスで生まれた著者は、コンピュータのセキュリティなどに使われている生体認証暗号システムの開発に成功したアメリカでも著名なアントレプレナー。マイクロソフトに会社を売却して両親の母国・日本に拠点を移し、イノベーションとアントレプレナー育成に取り組んでいる。日本に来て気づいたことは、あまりに個人主義化が進み、あらゆる組織でチームができていないことだった。イノベーションとアントレプレナー、リスクコントロールの母体となるのがチーム。チームができなければ、世界の激しい競争についていけない。個人主義といわれるアメリカでは、子供のときからチームづくりとその中での助け合いを教えられる。チームからリーダーが生まれる。日本ではどうか。子供の頃から塾に通って、助け合いよりもライバルを蹴落とそうとする風潮がある。これではチームは生まれない。チームとは何か、チームをどうやってつくればいいのか。
『ザ・チーム 日本の一番大きな問題を解く』出演者|齋藤ウィリアム浩幸さん&黒沢正俊さん
日 時|2012年11月7日(水)19:00~
場 所|紀伊國屋書店新宿南店3階 ふらっとすぽっと
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