人気アニメ「機動戦士ガンダム」をほうふつとさせる、人が搭乗し操作できる人型の巨大ロボット「KURATAS」が28日、日本科学未来館(東京・江東区)でお披露目された。現代美術家の倉田光吾郎氏とロボット研究者の吉崎航氏が開発。12月10日まで同館で公開される。 全高4メートル、重量4トン、1人が乗り込めるコックピットを持つ鉄製の「KURATAS」。搭載したディーゼルエンジンで油圧ポンプを動かし、手足などの関節を駆動させる。4本ある脚の先端にはタイヤが設けられ、時速10キロでの走行を可能としている。 両氏は、軍事や産業向けではなく、乗って遊べる巨大なおもちゃとして「KURATAS」を開発した。ロハスランチャーと名づけられた攻撃装置も備えるが、弾として発射するのはペットボトルと、おもちゃらしさを演出している。 倉田氏らは、量産化を目指し「水道橋重工」という販売組織を設立。すでに国内外から3000件以上の問い合わせがきているという。