作詞:山本一太 作編曲:宇佐美友章
「音楽」は世代や国籍、民族や宗教を超える強力なメッセージ。いつの時代にも社会を変える原動力になってきました。この音楽というパワフルな媒体を通じ、政治や経済、外交等の問題に対する自らの政策やビジョンを発信するーすなわち、政治家自身が、日本という国を取り巻く様々な問題をテーマにオリジナル・ソングを書き、歌うーという新し形の政治キャンペーンを続けてきました。
今から16年前、東南アジア(ASEAN)の次世代リーダーたちと語り合う機会がありました。彼らの類い希な知識と国際感覚、国を思う情熱に強く心を打たれました。「過去の歴史や複雑な感情を乗り越え、日本はアジアと向き合う必要がある。とりわけこの地域の国々と未来志向の関係を作っていかねばならない!」改めてそう確信しました。その気持ちを素直に綴ったラブソングが「エイシア」です。ひと晩で歌詞を書き、親友の音楽プロデューサー、宇佐美友章氏に曲をつけてもらいました。
「エイシア」とは、「アジア」のこと。イメージは、べトナム、タイ、インドネシア、ミャンマーの風景。そこに暮らすアジアの女性たちの黒い瞳と黒い髪。優しい笑顔と柔らかな動き。深くて凛とした美しさ。ASEAN諸国は目覚ましい発展を続け、経済や外交の面からも、日本にとって益々重要な存在になりつつあります。日米同盟関係を強固に保ちつつも、「日本人の魂のルーツはアジアにある」ことをもう一度、思い起こして欲しい。オリジナル・バラード「エイシア」には、そんな願いも込められています。