12月1日 航空自衛隊 新田原基地で航空祭が開催され、米軍新型輸送機「MV22」オスプレイ1機が展示された。
新田原基地の航空祭として、過去最多となる約12万人が来場し、オスプレイへの関心の高さをうかがわせました。
オスプレイの地上展示は、岐阜基地の航空祭で展示が予定されていましたが、フィリピンの台風被害支援に参加したため展示が見送られ、今回 沖縄以外の国内で初めて一般公開されました。
オスプレイは午後2時15分、帰投のためトーイングが始まり、計器や操縦系統・機体外部点検など、APUスタートから離陸まで35分間入念にチェックを行なっていました。
3時10分、ヘリモードで離陸後、わずか49秒後には飛行機モードに切替わり、米軍岩国基地に向け帰投しました。
航空祭は、新田原基地所属の全飛行隊による編隊飛行で幕を開け、「防空」「教育」「防災」の3つのテーマで航空祭は開催されました。
防空では、第301飛行隊が40周年を迎え 特別塗装機のF-4ファントムが、対領空侵犯措置任務時のスクランブル発進の展示を行い、模擬対地攻撃の展示飛行を行いました。
敵役として全国の飛行隊を回り空中戦闘を強固にする役割を持つ「飛行教導隊」「アクレッサー」の F-15J 2機による、防空戦闘・機動飛行、
築城基地所属 第6飛行隊のF-2戦闘機による防空戦闘・機動飛行が行われ、アフターバーナーの轟音とともに、急旋回・急上昇などを披露しました。
飛行教育では、F-15戦闘機パイロットを教育する日本唯一の教育部隊で、第23飛行隊 飛行教育航空隊のF-15J 2機による機動飛行を披露しました。
防災では、新田原救難隊のU-125AとUH-60Jによる捜索・救難展示
陸上自衛隊 第1空挺団による空挺降下が行われました。
午後には、航空祭の目玉ともいえる「ブルーインパルス」の曲技飛行が行われ、6機が一指乱れぬ編隊飛行や ループ・ロール・背面飛行そして、ハートやさくらを大空に描き、高度な飛行技術を披露しました。