ANAホールディングスが100%出資するLCC 格安航空会社のバニラ・エアが、20日午前、成田―沖縄線を就航しました。
「ANAホールディングス」は、マレーシアの「エアアジア」と合弁で、格安航空会社「エアアジア・ジャパン」を手がけてきました。
しかし、業績不振のため10月下旬に国内線LCC事業から撤退し、合弁を解消。
その後バニラ・エアは、わずか2か月で成田空港を拠点に、沖縄と台北を結ぶ2路線の運航を始めました。
使用機材は180人乗りのエアバス A320で、第一便の沖縄便は、家族連れなど乗客166人を乗せ成田空港の消防車2台から就航を祝福する「ウォーターサリュート」の放水を浴び、B滑走路から離陸しました。
国内線初便の出発前、バニラ・エアの石井知祥 社長は、「うきうきわくわくの空の旅を楽しんでいただきたい」と乗客に挨拶しました。
国際線初便の出発前には、就航セレモニーが行われ、バニラ・エアの石井社長が挨拶に立ち、来賓で国土交通省 東京航空局の加藤敏 成田国際空港長、千葉県知事代理の 板倉正則 次長 、 成田市の小泉一成 市長が祝辞を述べ、テープカットが行われました。
国際線初便には175人の乗客が搭乗し、台湾へ向けA滑走路から離陸しました。
今後バニラ・エアは、順次機材を増やし、来年1月29日には札幌線、3月1日からは韓国・仁川線を開設し、グアムやサイパンなど 海外リゾート路線を重点的に拡充し、就航地・運航本数ともに増やしていきます。