1871年1月28日、神奈川県横浜市にて、日本初の日刊新聞である横浜毎日新聞が創刊されました。
当時の神奈川県令、現在でいう神奈川県知事であった井関盛艮(いぜき もりとめ)が、近代新聞の必要性を横浜の貿易商達に説明し、印刷業者の本木昌造(もとき しょうぞう)と陽其二(よう そのじ)の協力の下、創刊に漕ぎ着けました。貿易港である横浜らしく、紙面は貿易に関する情報が中心であったようです。
幕末から明治初期の頃にも新聞はありましたが、和紙に木版で印刷されたものでした。
それに対し、横浜毎日新聞は、洋紙に木製の活字を使った活版で印刷されているのが特徴です。
そして、紙面を欄で区切るという体裁は、現在の新聞とほとんど変わらないものであったそうです。