茨城新聞は、株式会社茨城新聞社が、茨城県水戸市で編集・発行する地方新聞です。
茨城新聞の創刊は、1891年7月5日。
日本では大津事件や濃尾地震など、大きな事件や災害が起きた年でした。
2011年3月11日、東日本大震災があった日。
震災当日は本社も被災し、停電によって新聞の制作が困難な状況にありましたが、予備電源によって4ページ分の紙面を作り、大震災の情報を届けました。
12日、13日も電気が復旧することはなく、緊急時の相互支援協定を結んでいた栃木県の下野新聞(しもつけしんぶん)にスタッフを送り、印刷の代行協力を仰ぎました。
14日に停電が復旧し、ようやく本社での作業が可能となったのです。
多くの人が被災した大震災の中、停電した地域にあっても新聞であれば情報を得ることが出来たという、紙のメディアが持つ強さを発揮したのでした。