三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)は京都市東山区にある仏堂です。
正式名は蓮華王院(れんげおういん)で、その本堂が「三十三間堂」と呼ばれています。
これは、南北にのびるお堂内部の柱間、つまり柱と柱の間の数が33もあるという建築的な特徴によるものです。
「三十三」という数は、観音菩薩が33の姿に変身する、と説かれていることに由来します。
三十三間堂は元々、平安後期に院政を行った後白河上皇が、自身の離宮内に平清盛の協力によって創建したものでした。
それが西暦1165年1月30日の出来事です。
ところが、そのお堂は1249年、市中からの火災により焼失。
鎌倉期の1266年に再建されたのが、今京都にある三十三間堂となっています。