「たったひとり、藤真が入っただけで翔陽はインターハイ常連チームの顔になる(牧)」
プレイヤーとしてコートに入った藤真の活躍はめざましかった。
それまでリバウンドを一本たりとも翔陽に譲らなかった花道だが、そんな彼ですら自分のお株を奪われるなど、まるで別のチームに生まれ変わったような活躍を見せる。
そのせいで湘北は6点もの差をつけられるが、安西がタイムアウトをとったことでどうにか助かるのだった。
わずかな休憩でできるだけ体力回復させようとするものの、三井の消耗はすでに限界のようで、ただうなだれたまま肩で息をするのみ。
そんな三井にライバル心を燃やすのは、中学の頃は彼の足元にも及ばなかった翔陽の長谷川だった。
それぞれの想いを胸に、再び闘いの火蓋が切って落とされる…。
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