デジタル技術を駆使したゲーム機器やロボットなどが集まるイベント「デジタルコンテンツEXPO 2014」が23日、東京都江東区の日本科学未来館で開幕した。経済産業省と一般財団法人デジタルコンテンツ協会が共同主催。大学や企業から約65点が出展され、近未来社会の遊びや生活が体感できる。 今年の注目テーマは、体に装着する次世代情報端末「ウエアラブル」で、メガネ型や腕輪型などを展示している。ソニー・コンピュータエンタテインメントの「Project Morpheus」は、頭に端末を装着すると、連動したカメラが頭の動きや位置を認識し、ゲームの世界に入り込んだような感覚で操作できる。また、プロノハーツとエクシヴィの「どこでもドア」も、装着したヘッドマウントディスプレイを通すと、瞬時に公園やハワイなど様々な風景に切り替わり、360度どの方向を見てもそれらの世界が広がる。 ほかに、超高速遅出しの勝率100%じゃんけんロボットや、実際には存在しないピアノなどを触っているかのような感覚が持てる空中触感タッチパネル、チョークで書いた文字を映像や写真に変換して映し出す黒板など多彩な内容となっている。イベントは26日までで、3万人の来場を見込む。