2015年のミス・ユニバース日本代表を決める最終選考会が12日、東京都内のホテルで開催され、長崎代表の宮本エリアナさん(20)が選ばれた。父親が米国人、母親が日本人の宮本さんは「(日本代表が)私でいいのか不安だった。世界大会はもっともっと過酷だと思いますが、自分を信じて頑張りたい」とあいさつした。 宮本さんは身長173センチで、「生まれも育ちも佐世保。心は日本人です」と自己紹介。地元の中学校を卒業した後、米国で生活したという。過去に「人種に対する問題で苦しい思いをした」と告白し、「世界大会では自分と同じように苦しんでいる方々に自信を与えたい」と意気込んだ。 今後の活動については、「ミス・ユニバースとしていろんな活動を頑張りたい」としつつ、「芸能活動に興味はあります。しゃべるのが好きなので、タレントさん(がいい)」などと話した。 日本代表の選考では、各都道府県ごとに地方大会が開かれ、各大会の優勝者のうち44人がファイナリストとし最終選考会に進出。この日、カジュアルな衣装でのダンスや水着姿などの審査に臨み、磨き上げられた美を競い合った。2位は大分代表の猪子里奈さん(26)、3位は千葉代表の土屋ひかるさん(23)だった。 過去の日本代表のうち、1959年に児島明子、2007年に森理世が世界大会で1位に輝き、06年にはモデルの知花くららが2位になった。また、女優の萬田久子、写真家の織作峰子らも日本代表に選出された。