日時:3月17日(火曜日)9:30-12:00
場所:百周年時計台記念館 1F 百周年記念ホール
セッション名:情報学シンポジウム「ビッグデータとヒューマンサイエンス」
脳から心を読む技術:脳情報デコーディング神谷 之康 (ATR脳情報研究所 神経情報学研究室・室長)
【講演概要】「脳から心を読む機械」は古くからフィクションに登場しますが,その可能性が科学的議論の対象となったのは,ごく最近のことです.脳の信号は心の状態や行動をコード化している「暗号」と見なすことができます.そして,その暗号を解読(「デコード」)することが脳から心を読むことにつながります.私の研究室では,コンピュータサイエンスの分野で開発されている機械学習を応用して,身体や心の状態に関するさまざまな情報を脳信号パターンからデコードする方法の開発を進めています.本講演では,人が見ているものやイメージしたものの脳活動パターンからデコードする方法を中心に紹介しながら,ブレイン-マシン・インターフェースや情報通信への応用など,この技術の可能性について議論します.
http://www.ipsj.or.jp/event/taikai/77/77program/html/event/A-15.html