日時:3月19日(木曜日)13:25-14:25
場所:百周年時計台記念館 1F 百周年記念ホール
セッション名:招待講演
情報処理技術を用いた脳の情報の解読と制御川人 光男(株式会社国際電気通信基礎技術研究所 脳情報通信総合研究所 所長)
【講演概要】脳の活動を計測して,その信号から脳が表現している情報を解読する研究が最近の20年間で急速に進展しました.特に機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging)等,脳を傷つけない,“非侵襲的脳活動計測手法”を用いた,いわゆるデコーディング研究が盛んになっています.被験者が見ている視覚刺激を再構成し,夢の中身を当てることもできます.デコーディングで必須なのは,脳活動信号と情報を結びつける数理モデルです.さらには,デコーディングとニューロフィードバックを組み合わせて,脳に特定の情報に対応した活動パターンを実験的に引き起こすデコーディッドニューロフィードバック手法も開発されました.このような脳科学の最近の動向と数理モデルの関係に関して講演します.
http://www.ipsj.or.jp/event/taikai/77/77program/html/event/K-6.html